悲しみの中にいるママへ
悲しみを癒す、ということ〜私の体験から〜
『悲しみを癒す』 よく聞く言葉ですが、
我が子を亡くした私たちは、一体どうやってこの悲しみを癒せばいいのでしょうか?
『悲しみを癒す』ということにおいて、
もっとも私が聞いた言葉が、
時間が解決してくれる
という言葉でした。
今はどんなに辛くて悲しくても、時がたてばきっと変わる。
時間が最大の癒しなのだと、人はそう私に教えてくれました。
これは、あながち間違いではなかったと、そう感じています。
時間が、私を癒し、私を変えてくれたことは決して間違いではありません。
しかし、ただ時が過ぎる、というだけではダメだったように感じます。
大切なのは、時間が過ぎる、ということではなく、
その時間をどう過ごすかに、ヒントがありそうです。
次によく聞いた言葉は、
早く忘れなさい
でした。こんな悲しい出来事は一日も早く忘れて、
若いのだから、また頑張ればいいのよ。
泣いてちゃダメ。忘れなさい。
そんな言葉を、何度かけられたことでしょうか。
この言葉は残念ながら、私の助けにはなりませんでした。
忘れるどころか…亡くした娘のことは、日々思い出され、
娘への思いは、日々募るばかりでした。
ですから、忘れなさい、と言われるたびに、
私の心は大きく傷つき、悲しみを覚えたのです。
逆に、私の気持ちを落ち着かせ、支えてくれた言葉もありました。
泣いていいよ
頑張らなくていいよ
私も一緒だよ
忘れないよ
私の心の中にも生きているよ
このような言葉を聞くたびに…私の胸の中に、
温かいものがあふれるのを感じることができました。
泣いてもいいよ、と言われると、落ち着いて涙を流せましたし、
頑張らなくていいよ、と言われると、肩の力がスーっと抜けていきました。
私も一緒だよ、と言われると、この悲しみが自分だけじゃないと安心できましたし、
忘れないよ、と言われると、本当に本当に嬉しく思いました。
私の心の中にも生きてるよ、この言葉で、娘の死が無駄ではなかったと、
心からそう思い、娘のことを愛することが出来ました。
実に多くの言葉や想いが、今日までの私を支えてくれたのです。
私が深い悲しみの中にいる間に、ある本との出逢いがありました。
死別の悲しみを癒すアドバイスブック―家族を亡くしたあなたに
死別の悲しみを癒す本―愛する人を亡くした時、どう生きるか
この2つの本を読みながら、
私は自分が過ごしてきた時間の意味を知りました。
そして、これからの歩み方のヒントをもらいました。
この2つの本から私が学んだ、『我が子との死別という悲しみを癒す』ということについて、
私が感じたり考えたり思ったりしたことや、実践したことを、
少しずつ、お話ししていきたいと思います。
2006年12月16日 15:02