流産の種類と症状

流産の処置 (子宮内容除去術)

流産の処置は、どのように行われるのでしょうか。


残念ながら流産が確定してしまった場合は、
手術によって、赤ちゃんをママの体から出してあげることになります。

これは、感染などのトラブルからママを守るためで、
できるだけ早期に、処置をとることが必要となります。

初期流産と、後期流産では、赤ちゃんの大きさが違いますので、
同じ処置でも、方法が少し違う場合があります。

また、完全流産の場合で、子宮内に赤ちゃんの袋の残りが
見られない場合、また進行流産で完全流産に移行している場合などは、
すぐに手術をせずに、経過を見守る場合もあります。

また、ごく初期の流産では、子宮内にあるものが、
きれいに排出されてしまうことが多いことから、手術をしないこともありますし、
逆に、どんなに初期でも、その後感染などのトラブルを未然に防ぐために、
必ず手術を行うところもあります。
また、薬剤の使用によって、子宮内容を娩出する場合もあります。


これらは、ママと赤ちゃんの状態をみて、主治医が決めます。
流産の処置をどうするかは、先生の話をよく聞いて、
納得のいく形で、赤ちゃんとお別れをしてください。

初期流産で、よく行われる手術は、子宮内容除去術 とよばれるものです。
これは、膣から器具を入れて、子宮の中をきれいにする手術です。
膣から器具を子宮内に入れるために、子宮頚管を広げる必要があります。

通常は、ラミナリア と呼ばれる、水分を吸収して膨張する素材のものを、
子宮頚管に挿入して、ゆっくりと押し広げます。
経産婦さんの場合、数時間〜半日かければ広がりますが、
初産の妊婦さんの場合は、一晩〜数日かかることもあります。

子宮口が、必要なだけ開けば、そこから器具を入れて、
子宮内に残っているものをかき出したり、吸引したりして、外に出します。

麻酔から覚め、ママの状態がよければ、数時間安静にして状態を見た後、
退院できることもありますし、当日は入院する場合もあります。
また、前処置として、子宮頚管を広げる必要があると書きましたが、
この処置も、入院して行う場合と、外来処置で行う場合とがあります。

週数が大きくて、赤ちゃんも大きい場合は、
誘発分娩によって、赤ちゃんを出してあげることになります。

2006年06月24日 14:04