流産について

流産の処置 (誘発分娩)

週数が進んでいて、赤ちゃんが大きい場合は、
誘発分娩により、赤ちゃんを娩出することになります。

誘発分娩は、後期の稽留流産や、子宮内胎児死亡など、
子宮内容除去術で娩出できない赤ちゃんや、
週数の大きな赤ちゃんの場合にとられる方法です。


週数の大きな赤ちゃんの場合でも、赤ちゃんの状況によって、
子宮内容除去術ができる場合もありますが、
後期の稽留流産や、妊娠中期の子宮内胎児死亡など、
赤ちゃんが大きい場合は、普通の分娩と同じように、
ママに赤ちゃんを産んでもらって、赤ちゃんをだしてあげることになります。

お腹の赤ちゃんと、一日でも長く一緒にいたいという気持ちは、
痛いほど分かるのですが、それは必ずしも、
ママにとっても、赤ちゃんにとっても、いい方法にはなりません。

赤ちゃんは、ママのお腹の中で亡くなってしまうと、
自分の体を溶かす酵素を出してしまうのだそうです。
そのため、赤ちゃんを長くお腹のなかでとどめておくと、
赤ちゃんの体が、ボロボロになってしまいます。

また、赤ちゃんを長くお腹にとどめておくことで、
手術や分娩時に、出血がとまらなくなったり、
場合によっては、子宮内に感染を起こしたりして、
最悪の場合は子宮を摘出しなければならなくなることもあります。

そのため、残念ながら赤ちゃんが亡くなってしまっている場合には、
できるだけ早い処置が必要となります。


普通のお産と同じように、赤ちゃんを産むことになりますが、
陣痛を誘発させる必要があります。
そのため、入院して医師の管理の下、子宮口を開きながら
陣痛を誘発し、赤ちゃんを産むことになります。


産声をあげることのない赤ちゃんを産む辛さは、
想像もできないほど、辛いことだと思います。
しかし、赤ちゃんのためにできる、
ママにしかできない、大切な仕事になります。

心臓の鼓動を止めてしまった赤ちゃんも、
ママが一緒に頑張ってくれれば、頑張ってくれるはずです。
これから、誘発分娩へと向かわれる方は、
どうか最後の共同作業を、赤ちゃんと共に頑張ってほしいと思います。


2006年06月24日 14:51